【スポーツメントレ】瞑想とイメージトレーニングのやり法!

すべての考えを手放して心をリセットし、最高の状態をイメージする方法について解説します。

「瞑想」で心をリセットする

次の試合のことなど、あれこれ考えすぎてしまって、不安や焦りにさいなまれることがあります。試合が終わった後も、「どうしてあれができなかったのか」「なんでもっとトレーニングしておかなかったのか」など、後悔や反省が大きくなりすぎて、エネルギーがダウンしてしまうこともあります。

あるいは、人から言われた言葉に対し、怒りや悲しみの気持ちにとらわれてしまうこともあります。そのようなときは、瞑想によってすべての考えを一旦手放し、頭を空っぽにしましょう。

瞑想を日常に取り入れることによってさまざまな効果が期待できます。例えば、
「感情に振り回されなくなる」
「心が乱されないで落ち着いて生活できる」
「頭や身体が疲れなくなる」
「痛みを軽減できる」
「ぐっすり眠れるようになる」
「集中力が高まる」
など、スポーツに限らず、日常生活においても、プラスに働きます。

朝や夕方に家で1日2回15分ぐらい瞑想する時間をとると、心が1日中整うといわれています。

瞑想の実施方法

➊ 静かでリラックスできる場所を選び、座って呼吸に意識を向けます。

➋ 自分の呼吸を観察することだけに意識を集中します。頭の中で何かを考え事をしていると気付いたら、また呼吸に意識を向けます。

➌ 自分のことをジャッジする必要はありません。ただひたすら呼吸に意識を向けるのです。

➍ 呼吸に意識を向けて観察すると、自然と呼吸は深まって、呼吸の深まりと同時に体の力みも取れていきます。

➎ 思考によって乱れていた心も、静けさと共に落ち着きを取り戻していきます。

 まず。呼吸3回ぐらいから始めてみて、5分から15分ぐらいを目安に取り組んでみてください。練習前や試合前なら3分ぐらいの短めの瞑想をすると心が整います。

イメージトレーニングで疑似体験をする

試合で最高のパフォーマンスを実現したかったら、試合で最高のパフォーマンスをしている場面を、何度も何度も繰り返しイメージすることが大切です。

脳はイメージと現実の区別をつけにくいので、良いイメージを持つことは、それだけの経験を積んでいることと同じことになるのです。

つまり、イメージを繰り返せば繰り返すほど、最高のパフォーマンスを何度も実現していることになります。イメージの中で体験を繰り返しているので、実際の試合会場でもそれに慣れている感覚になり、自信を持ってプレーすることができます。

実際の試合は思い通りに進行せず、劣勢になったり、ミスをしたりしてしまう場面もあるでしょう。そのため起こりえる事態も具体的にイメージし、それらを克服している自分の姿も想像しましょう。こうすることで、試合本番でもさまざまな事態に対処する能力が高められているのです。

イメージに必要な想像力は、訓練によって高めていくことができます。試合前日に急に行うのではなく、日ごろから繰り返し、良いイメージを脳に覚えさせましょう

静かで集中できる環境で、五感をフルに働かせてイメージしてください。良いイメージで自分がプレーしているところを想像することで、自分の中に最高のパフォーマンスに対するイメージが出来上がりますので、効果的なトレーニングをすることにもつながります。

イメージトレーニングの実施方法

➊ ゴールを明確にする
どのような結果を期待するのか、ゴールを明確にします。

➋ 静かに集中できる場所で行う
気持ちを落ち着かせて集中できる場所を選びます。家のソファ、就寝前の自室、移動の電車の中など、自分の世界に入れる場所を見つけます。何回も繰り返すことを考えて、複数の場所を見つけておくといいでしょう。

➌ 五感をフルに使う
視覚、聴覚、体の感覚、味覚、嗅覚など五感をフルに使って、試合会場の広さや色、そこにいる人の数、聴こえてくる音や声、自分が感じている体の感覚、そのときの感情なども感じてみます。これを頭の中でイメージするだけです。

まとめ

最高のパフォーマンスをしている自分をイメージし、瞑想やイメージトレーニングによって落ち着いて試合に臨むことで、最高のパフォーマンスができるようになります。繰り返し実践し、良いイメージをつくれるようにしましょう。

合わせて読む ➡