知らず知らずのうちに秘めている”思い込み”の強さを知って、自分を許可する言葉に変える方法について解説します。
感情に影響を与える「思い込み」とは?
多くの人がとらわれてる「○○しなければならない」という考え方を客観的に理解してみましょう。
例えば、まったく同じ状況を見ても、苛立つひともいれば、心穏やかに寛容でいられる人もいます。この違いを生み出しているものはなんでしょうか。それは、人それぞれの「ドライバー」の違いなのです。
ドライバーとは、子どものころに周囲の大人たちに言われてきたことを自分に取り込み、成長してからも知らずのうちに影響を受けている「思い込み」のことを指します。
例えば、
- 完璧でなければいけない
- 強くなければならない
- 努力し続けなけなればいけない
- 喜ばせなければいけない
- 急がなければいけない
などです。どのドライバーがどのぐらい強いのかということが、その人の考えや感情に大きく影響し、言動を駆り立てているのです。
ドライバーが高いと、目標とするレベルが高くなります。自分の思うようにいっているときはいいですが、自分の思うようにいかないときは感情が大きく揺さぶられます。その結果、苛立ちも大きくなるのです。
指導者の「思い込み」
ドライバーが高いことは悪いことではありませんが、ドライバーが高いとストレスも強く感じることになります。
指導者のドライバーの高さは、チームの雰囲気や環境に大きな影響を与えています。チームは委縮してギスギスする傾向があります。ドライバーが高い人でも、心のバランスをとるための言葉を見つけておくことで、寛容さを保つことができます。
「○○しなければいけない」ではなく、「○○でも大丈夫」と心の声を変えていけばいいのです。「完璧を目指すことは大事だけど、完璧でないからこそもっと成長できる」と両方の局面を許すことで心のバランスが取れていきます。
自分のドライバーに許可を与えて心のバランスをとっておかないと、選手たちを追い詰めてしまうことになりますので、自分のドライバーに気づきながら、対処することはとても大切です。
自分を許可する言葉
「○○でも大丈夫」の一言が、思い込みの呪縛から解き放ちます。
まとめ
「○○でなければいけない」という考えは、寛容さを奪います。「○○でも大丈夫」と自分を許可する言葉が、器を大きくし、パフォーマンスアップにつながります。
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