目標を達成するためのプロセスの方法や、自分に質問を課して自分の本音を引き出す方法について解説します。
目標達成のためのプロセス
目標達成に欠かせない基本構造に、テスト→オペレート→テスト→ゴールという手法があります。これは「T.O.T.Eモデル」といいます。
目標というゴールを設定したら、その目標を達成するために具体的な行動を試してみます。そして、その結果、ゴールに近づいたのか、目標を達成したのか、というテストをします。これを繰り返して最終目標を達成していくのです。
目標に近づいていないときにまた別のことを試みるのは、目標を達成するまで、何度でも違う試みを繰り返しながら、目標に向かって進んでいく意図があります。
うまくいかなかったら別のことを試みるということをする前にあきらめてしまう人が多いのが現実です。目標達成する方法は無限にあるにも関わらず、その中の最善だと思う方法が1つ見つかると、他の方法が見えなくなってしまうことがあります。最善だと思って試している方法がうまくいかないとき、他の方法ではダメなのだと思い込んでしまっているのです。
大切なことは、うまくいかなければ、今とは違う別の方法を試してみることです。
自分に質問をして、自分に暗示をかける
目標となるゴールは設置したけれど、なかなか前に進めないときや、うまくいかないときは、次の「5つの質問」を使うことで前に進んでいくことができます。
“質問”には、気持ちを切り替える効果と、大切なことに気付かせてくれる効果などがありますから、「5つの質問」で自分に必要なスイッチを入れることもできます。
質問に答えていくことが「きっとうまくいく」という暗示につながります。
目標を達成するための手段は複数あります。自分が選んだ新しい方法によって未来が変わる姿を頭の中で描くことで、行動を後押ししてくれます。
“5つの質問”の実施方法
➊ あなたが解決したいことは何ですか?
解決したい問題を特定し、何について取り組むのかを明確にします。
➋ 本当はどうしたいのですか?
解決の方向が自分の内面の欲求と合っていない場合は、前に進むエネルギーが湧いてこないものです。この質問で自分にとって内面の欲求に合った方向を見つけることができます。
➌ 本当に望む結果に近づくために、今とは違う何ができますか?
「今とは違う何ができるのか」を考えていきます。この質問の中には、「今とは違う方法を使えば望む未来に近づける」という前提が含まれるため、「うまくいく」という暗示になります。
➍ それら中でどれを選びますか?
③で見つけた手法を1つずつ試している自分を頭の中でイメージしながら、どの方法だったらうまくいきそうなのかを見つけていきます。もしも、見つけた方法がすべて却下となってしまった場合は、もう1度③に戻って、今とは違う別の方法を3つ以上見つけるところからやり直してください。
➎ それらを使うと、未来はどのように変わりますか?
④で選んだ方法を使いながら、うまくいっている未来を頭の中に思い描くことによって、「これをやればうまくいく」という暗示となり、新しい手法を行動に移しやすくなります。良い方法を思いついただけでは目標には到達しませんので、行動への後押しとして大切な質問となります。
まとめ
目標を達成するための方法は無限にあります。たとえうまくいかなくても望む結果を手に入れるために、自分が納得しながら違う方法を繰り返し試してみることが大切です。
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